エリック・クラプトン/レプタイル・ツアー2001

Eric Clapton/Reptile Tour 2001

2001年12月8日(土)[仙台グランディ21]

       

01 Key To The Highway ハイウェイの関門
02 Reptile レプタイル
03 Got You On My Mind ガット・ユー・オン・マイ・マインド
04 Tears In Heaven ティアーズ・イン・ヘヴン
05 Layla (Acoustic Version) いとしのレイラ
06 Bell Bottom Blues ベル・ボトム・ブルース
07 Change The World チェンジ・ザ・ワールド
08 River Of Tears リヴァー・オブ・ティアーズ
09 Going Down Slow ゴーイング・ダウン・スロウ
10 She's Gone シーズ・ゴーン
11 I Want A Little Girl アイ・ウォント・ア・リトル・ガール
12 Hoochie Coochie Man フーチー・クーチー・マン
13 Badge バッジ
14 Have You Ever Loved A Woman? 愛の経験
15 Cocaine コカイン
16 Wonderful Tonight ワンダフル・トゥナイト
17 Layla (Electric Version) いとしのレイラ
アンコール
18 Sunshine Of Your Love サンシャイン・ラヴ
19 Somewhere, Over The Rainbow オーヴァー・ザ・レインボウ
私が洋楽にハマり始めたのは中学生の頃。
エリック・クラプトンに夢中になったのは、高校一年生の頃に
Change The World(チェンジ・ザ・ワールド)がヒットして、色々とレンタル屋で借りて聴いたことでした。

テレビで99年のクラプトンの日本公演を観て以来、
何とかして生でクラプトンの演奏が観たいと思った私は、色々と雑誌を見たり、
当時ようやっと一般家庭にも普及したインターネットから情報を得て、
ひじょうに来日回数の多い(笑)、クラプトンの来日公演の告知を発見しました。

ところが、我が町、札幌は...なし(涙)。

散々、どうしようか迷った挙句、バイトして残していた資金を投入して、
一番、距離的に近い仙台に遠征することを決意しました(今になって思えば、東京のが行き易かったが...)。

初めて訪れた仙台。
駅前の街の様子なんかは、北海道には無い雰囲気で
そりゃ街の規模は札幌のが大きいけど、やはり精神的に東京に近いことをヒシヒシと感じましたねぇ。
やっぱり新幹線が開通して、バンバン走っていることの強みでしょうか。

ビジネスホテルにそそくさとチェックインして、
駅前から出ていたシャトルバスでライヴ会場へ向かいました。
出発して、およそ30分、想像していたよりずっと遠くビックリしましたが、やっと着きました。

市街地から離れ、小高い丘の上に巨大なスタジアムに隣接する形で、「仙台グランディ21」がありました。

今回は一応、“Reptile Tour 2001”と題されておりましたが、
結果として残った感想は...「どこが“Reptile Tour”やねん!」ってこと(笑)。
まぁ別に初めてのライヴ体験だったからいいんだけど、全19曲中、Reptile(レプタイル)に収録されていた
楽曲で当日、演奏されたのは僅か3曲。しかも前半に演奏されてしまったせいか、何か物足りない。。。
(※Reptile・・・クラプトンが01年に発表した、当時の新作アルバム)

開演は予定より、約5分遅れましたが、アッサリとクラプトンが登場!

ステージは中央に見える位置だったのですが、
思ったより遠い席で残念だったけど、登場した瞬間、やっぱり鳥肌が立ちました(笑)。

最初がデレク&ザ・ドミノス≠フKey To The Highway(ハイウェイの関門)。
これをアコースティック・ギター一本持っての弾き語りで、ウォームアップって感じの開演でした。
そこから続く、アコースティック・セットの数々。いきなりTears In Heaven(ティアーズ・イン・ヘヴン)も、
Change The World(チェンジ・ザ・ワールド)などのヒット曲もやってしまいました(笑)。

そして当時、大きな話題だったLayla(いとしのレイラ)のアコースティック・ヴァージョンも演奏。
そして念願のBell Bottom Blues(ベル・ボトム・ブルース)もアコースティック・ヴァージョンで聴けて満足。

そしてRiver Of Tears(リヴァー・オブ・ティアーズ)からは、
派手な配色のフェンダー・ストラトキャスターを手に、エレクトリック・ステージを敢行。
いきなりのギター・ソロでクラプトン独特なチョーキングの動きが炸裂(笑)。

後半は今になって思えば、結構、お約束の展開だったのですが、
当時、興奮していて詳しいことは覚えていません(笑)。最後の2回目のLayla(いとしのレイラ)には
「もう一回かよ!」と面食らいましたが、今度は燃えるエレクトリック・ヴァージョンで、
キーボードとして参加していたデビッド・サンシャスがギターでAメロ弾いていて、大活躍は覚えています。

ラストのSomewhere, Over The Rainbow(オーヴァー・ザ・レインボウ)は意外な選曲で
驚きましたが、上手くアレンジしていて、これからのクラプトンの方向性を示唆していたかのよう。

アッという間の1時間55分のステージでした。
この日は、ベーシストのネーザン・イーストの誕生日だったらしく、
いつも「どーもォ!」しか言わないクラプトンが(笑)、長めのMC入れて、誕生日を祝うかのようなシーンも。

全米ツアーのときはキーボードでビリー・プレストンが同行していたので、
是非とも日本にも来て欲しかったのですが、残念ながらその願いは叶わず。
ビリー・プレストンは06年に亡くなってしまったので、これが最後のチャンスだったんですね。。。

とりあえず結構、旅費がかかったので、
「頼むから、次回は札幌でやってくれ!」という思いを胸に、仙台の地を後にしたのでした。