2015年7月28日(火)

パシフィックリーグ公式戦14回戦

大阪オリックスバファローズ vs 北海道日本ハムファイターズ

<ほっともっとフィールド神戸>

チーム 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回 得点 安打
F
Bw × 11

【勝】 金子 5勝4敗 【負】 上沢 5勝6敗

【本塁打】 近藤5号(F),岩崎1号(Bw)

(審判) 球審:嶋田,一塁:福家,二塁:坂井,三塁:丹波

          

ついにやってきました、夢の「ほっともっとフィールド神戸」(笑)。

昔の「グリーンスタジアム神戸」の頃から、ずっと行きたいボールパークで、
僕が今までテレビを通して観ている限り、ここの芝は日本一美しいですね。

当日販売でチケット買ったので、内野自由席の売り場に長蛇の列ができていたので、
メチャメチャ混んでいるのかと思いきや、いざ3塁側の内野自由席に行ったら、ガラガラでビックリ(笑)。
やはりほとんどがホーム側である、1塁側の内野自由席に行きたがるんですね。

おりしも、オリックスの主催試合とは言え、さすがに神戸での試合が大幅に減ってきていて、
球場へ向かう地下鉄に貼ってあった広告を見たら、もう神戸での主催試合は20試合以下なんですね。

とっても気持ちが良いし、メンテナンスもしっかり行き届いていそうなスタジアムなんだけど、
やはり大阪でやった方が集客が良いんでしょうね。確かに神戸の中心地、三宮からもチョット遠いかも。
帰りは大阪まで移動しましたが、自分が勝手に予想していたより、かなり遠くてマイってしまいましたねぇ。

でも、球場グルメは札幌ドームより充実していて、いろんな食べ物が売っていて、なんだか楽しいし、
たまたまこの日は、5回終了時のグラウンド整備時に花火大会があって、なんだか得した気分(笑)。

さて、この日の先発はオリックスはエースの金子 千尋。
日本ハムの先発は今年は初めて生で見る上沢で、今季、一軍での登板は久しぶりの登板だ。
シビれる投手戦を期待したのですが、すぐにその期待を裏切ったのは上沢でした。
やはり調子が上がらないのでしょう。昨年の躍進の真価が問われる今季なだけに、
彼自身、おそらく自分にそうとうプレッシャーをかけての登板だと思うのですが、なんだか空回りしている様子。

初回からテンポ良く、ポンポンと打たれて、3回途中でKO。
これでは、試合になりませんね。実際に見ていても、抑えられそうな球は見当たらなかったのが残念です。

角度のついた真っ直ぐが特徴なんですが、上沢もオリックスと相性が良かったからと言って、
昨年から少しオリックス相手にぶつけ過ぎましたね。アッサリと攻略されていたのが、どうしても気になってしまいます。
変化球も制球が悪く、相変わらずウィニングショットに欠けるというのが、この日も見ていて明らかでした。

初回はヘルマン、安達の連打でアッサリ先制を許し、
2回はラストバッターの岩崎にメモリアル・アーチを浴びせられ、2回までに4失点。
続く3回も良くなる兆しが見えず、中島、T−岡田に連打を浴びた時点でベンチは上沢にタオルを投じます。

そこからクロッタが奮闘するのですが、3番手の鍵谷が先週に続いて打たれてしまうんですね。
田中のエラーに足を引っ張られた感はありますが、真っ直ぐがどうも良くないのかなぁ。アッサリ打ち返されてしまいますね。

一方の金子 千尋も前述したように今一つな内容で、2回に近藤の上手いバッティングで、
レフトスタンドの最前列に運ばれたのを契機に、レアードのアンラッキーな当たりをレフトが打球処理に手間取ってしまい、
結果として2ベースとしてしまったことから、中島 卓にタイムリーを浴びて、アッサリと逆転を許してしまいます。
オリックスとしては、故障明けとは言え、エースの金子 千尋がこんな調子では頭が痛いでしょうねぇ。

すぐに2回裏のオリックスの攻撃で味方に逆転してもらうのですが、
ちゃっかり5回に田中にタイムリーを浴び1点差まで詰められ、5回終了で金子 千尋は降板を命じられます。
おそらく金子 千尋自身、こんなピッチングでは納得できない部分もあるのでしょうねぇ。

6回から金子 千尋に代わってマウンドに上がった比嘉だったのですが、
さすがに防御率が物語る通りではなく、比嘉はアッサリと走者を貯めて、一打逆転のピンチを迎えます。
レアードのレフトフェンス直撃の当たりなんかは、ほぼ紙一重でしたからねぇ。
(ホームラン判定を求め、ビデオで検証しましたが、実にアッサリと審判団が出てきてインプレー判断でした)

後に報道などでも注目されたトラブルは6回表のファイターズの攻撃。
代打で登場してきた大谷相手オリックス・ベンチは、大谷を敬遠することを選択。
しかし、このときにトラブルが起こってしまいます。敬遠であることを悟った大谷は、4球投じられて、
球審から四球を宣告されたときに防具をやレガースを外して、そのままベンチへ戻ってきて、
代走の岡が先に一塁へ到達してしまうというハプニングが発生し、福良監督代行が抗議を行います。

これは敬遠されたとは言え、打者が一塁へ進むことを放棄して一旦ベンチへ戻ってしまったので、
大谷が出塁を拒否したものと捉えられてしまうのですが、オリックスの高山投手コーチも敬遠の四球で、
大谷が打席で防具を外している間に、球審から球を預かってマウンドへ行き、球審がタイムをかける。
つまりタイムがかかった時点で大谷が打席を外したので、出塁を放棄したと見られなかっただけだったらしい。

結局、覆ることは無いのですが、これは大きな油断ですね。
これ、球審がタイムをかけていたから助かっただけで、タイムがかかっていなかったら、おそらくアウトでしたね(笑)。

結局、6回表で1点差まで迫るのですが、6回の裏に不調の鍵谷が3点取られてジ・エンド。
キッカケは田中のエラーだったというのが、またなんとも言えないですねぇ。
先週の札幌ドームでの楽天戦でもそうだったのですが、あまりにつまらないミスが多すぎますね。
こんなことやっている以上、勝てる試合を確実に勝つということも、できなくなってくるでしょう。

オリックスの金子 千尋もそこまで良いわけではなかったので、なんだか勿体ない試合でしたね。
ハムとしては、先発がもう少し粘り強く試合を作れていれば、おそらく勝てた試合だったでしょう。

に、しても、やはり、屋外球場での夏のナイターゲームは気持ち良いですね。
駅から球場がすぐというのも利便性は高いですし、動線が単純なのも良い。
こういうところは札幌ドームも見習わないといけない部分で、札幌ドームが不便だと言われる理由がよく分かる。

それにしても、オリックスも集客アップのために京セラドーム大阪を推しており、
主催試合自体もほっともっとフィールド神戸では20試合程度しかなくなっているようですが、
実際に行ってみて思うのですが、やはりもっと積極的に使って欲しいですね。
このままシュリンクしていくには、あまりに勿体ない実に素晴らしいボールパークです。

おそらく三宮からも結構、離れていて、
どちらかと言えば、住宅街の方向に位置しているので、平日ナイターの集客は難しいんでしょうね・・・。
北海道日本ハムファイターズ
打撃成績 打率 打数 得点 安打 打点 三振 四死球 犠打 盗塁 失策 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
1 西川 .278 4 0 0 0 2 0 1 0 0 一ゴロ 中飛 投犠打 空三振 空三振
2 田中 .288 5 0 1 1 1 0 0 0 2 空三振 遊ゴロ 左安 左飛 遊飛
3 .228 4 0 0 0 2 0 0 0 0 三ゴ失 遊ゴロ 空三振 空三振
4 中田 .258 4 1 1 0 1 1 0 0 0 空三振 三ゴロ 左安 四球
5 近藤 .333 4 1 2 1 0 0 0 0 0 左本 中飛 一ゴロ 中安
6 市川 .357 4 0 0 0 2 0 0 0 0 中飛 空三振 空三振 左飛
7 レアード .209 4 1 3 1 0 0 0 0 0 左翼2 中飛 左越2 左安
8 石川慎 .267 2 0 0 0 0 0 0 0 0 投ゴロ 右飛
大谷 .185 0 0 0 0 0 1 0 0 0 四球
走右 .242 0 0 0 0 0 0 0 0 0
打右 矢野 .300 1 0 0 0 0 0 0 0 0 三ゴ併
9 中島卓 .291 4 1 2 1 0 0 0 0 0 左安 中安 二ゴロ 遊ゴロ
投手成績 防御率 イニング数 打者数 投球数 被安打 被本塁打 奪三振 与四死球 失点 自責点
上沢 4.18 2 1/3 14 54 5 1 1 2 4 3
クロッタ 6.33 2 2/3 10 36 1 0 0 2 1 1
鍵谷 5.02 1 7 33 3 0 0 0 3 0
ガラテ 1.71 2 10 54 2 0 2 3 0 0
大阪オリックスバファローズ
打撃成績 打率 打数 得点 安打 打点 三振 四死球 犠打 盗塁 失策 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
1 ヘルマン .308 3 3 2 1 0 1 0 1 1 中安 四球 遊ゴロ 左安
縞田 .275 0 0 0 0 0 1 0 1 1 四球
2 安達 .252 5 1 2 1 0 0 0 0 0 左中2 二ゴ失 投ゴロ 右安 二ゴロ
3 糸井 .228 4 1 1 2 1 1 0 1 0 左飛 空三振 四球 左翼2 三飛
4 中島 .260 3 0 1 0 0 2 0 0 0 一邪飛 左安 死球 三ゴロ 四球
5 T−岡田 .281 3 0 1 1 1 0 0 0 0 二ゴロ 中安 左犠飛 空三振 遊邪飛
中村 .250 1 0 0 0 0 0 0 0 0
6 中右 宮ア .289 4 0 1 0 0 0 0 0 0 中飛 一直 一ゴロ 右安
7 .211 2 1 0 0 0 1 0 0 0 四球 三ゴロ 二ゴ失
走中 駿太 .203 1 1 1 0 0 0 0 1 0 中安
8 伊藤 .274 2 0 1 0 0 1 1 0 0 左飛 左安 投犠打 四球
9 岩崎 .263 4 1 1 2 1 0 0 1 0 右本 二ゴロ 二ゴロ 空三振
投手成績 防御率 イニング数 打者数 投球数 被安打 被本塁打 奪三振 与四死球 失点 自責点
金子 4.13 5 21 83 5 1 4 0 3 3
比嘉 16.20 0 2/3 5 21 2 0 1 1 1 1
岸田 3.38 1 1/3 4 17 0 0 2 0 0 0
塚原 2.13 1 5 22 2 0 0 1 0 0
佐藤 3.16 1 3 18 0 0 1 0 0 0