2014年6月7日(土)
イースタンリーグ公式戦
北海道日本ハムファイターズ vs 横浜DeNAベイスターズ
<室蘭新日鉄住金球場>
チーム |
1回 |
2回 |
3回 |
4回 |
5回 |
6回 |
7回 |
8回 |
9回 |
10回 |
得点 |
安打 |
DeNA |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
3 |
9 |
F |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
2× |
4 |
9 |
【勝】 乾 2勝0敗1S 【負】 藤江 2勝1敗1S
【本塁打】 井出1号(DeNA)
(審判) 球審:青木, 一塁:大和, 三塁:長井
![](baseball_10.jpg)
ついにやってきました、鎌ヶ谷ファイターズの北海道遠征。
今回は室蘭ということで、行ってきましたが、あまりに過酷な環境でマイっちゃいました。。。
試合開始は12時だったのですが、お客さんの集まりは早くて、試合開始1時間前にはビッシリ。
球場もお世辞にも環境が良いとは言えず、ハッキリ言って、かなりのボロ。去年、行った、滝川・黒松内以下。
まぁ・・・2軍の公式戦だから、あんなもんと言えば、あんなもんなんだろうけど、
外野スタンドは人が入れないし、内野スタンドもコンクリートの階段が座席ということになっているだけで、
オマケに当日は、前日から降り続く霧雨に、時折、冷たい突風が吹くという荒天に近い状況。
気温も10℃チョットしかなく、低い雲が街を覆っているため、体感気温が凄く低い。
申し訳なさげ程度にナイター照明の設備はありますが、
おそらく照度は低く、外野の芝も一部、剥げてしまっているようで、手入れが行き届いていないようだ。
東室蘭から、室蘭の旧市街に抜ける旧道と、室蘭新道が交差する交差点付近にあるのですが、
車でなければ苦しい立地条件なのに、駐車場がとてつもなく少なく、一体、どこに停めたらいいのか分からない。
ちゃんと広大な駐車場を用意して、バスで送迎していた黒松内がいかに優秀だったか分かりますね。
球場の中翼は120m、両翼は94.5mという半端な数字なのですが、
ブルペンもお世辞にも良い環境とは言えないため、おそらく選手には不評でしょうね。
試合開始まで寒さと格闘しながら待つこと1時間、ようやっと試合が始まったのですが、
この日の先発は、日本ハムが斎藤 佑樹、横浜DeNAは2ヶ月前に開幕投手を務めた三嶋という豪華さ。
この2人の投げ合いを2軍の試合で観れるなんて、とてつもなく贅沢なんですが、ある意味で寂しいです。
内野のグラウンド・コンディションはなかなか良いみたいで、
試合開始前に一時的に強まった霧雨も、弱まった頃には、土が乾いたような色合いになりました。
試合は投手戦で、実に引き締まった試合。
試合開始前にスタンドで周囲からチラホラ聞こえてきた、斎藤 佑樹のピッチングも悪くなく、
むしろ、あの悪条件であれだけ投げられるのに、なんで1軍だとダメになっちゃうのかと思えるほど。
最速144km/hだったようで、確かに球速もそこそこ出ているように見えましたね。
一方の三嶋も無駄な球が多く、球数が増えてしまったことを除けば、
鎌ヶ谷ファイターズの打線はほとんど付いて行けず、ほぼ完全に抑え込まれてしまったような内容。
(全体として、ハムから見れば、ラッキーなヒットが多かった)
試合はなかなか動きませんでしたが、3回に関根が左右間を深々と破って、
快足を飛ばして3塁を奪われてしまい、続く乙坂のファーストゴロの間に1点、横浜DeNAが先制。
これはチョット勿体なかったなぁ〜。ホームでアウトにするチャレンジをする価値はあったのですが・・・。
それにしても、この横浜DeNAの関根という野手はこれから注目したい。
2打席目も左中間を深々と破る、似たようなヒットを放って、3塁を狙ったのですが、
圧倒的に速いベースランニングで、3塁のクロスプレーで球審の青木さんによる微妙なジャッジでアウト。
(あれは目の前で見てたけど、ハッキリ言って、私にはセーフに見えた・・・)
斎藤は7回に井出にライトスタンドへ一発喰らって降板だったので、
最後の最後で良くない印象を残した感もありますが、それでもよく投げた方でしょう。
内容的には無失点だったものの、無駄な四球が目立ち、7回までに130球近く要した三嶋よりも良かったかも。
試合も終盤に差し掛かって、横浜DeNA二番手の小杉にも手が出ず、
アッサリ最終回に突入しましたが、最終回に登板した横浜DeNAの平田が隙を見せてしまいましたねぇ。
いや、エラーから始まっている部分は不運でしたが、せっかく強い良い球を投げているのに、
ストライクゾーンで勝負できずに、走者が貯まったところで、九回二死まで追い込まれながらも、
松本が低めの真っ直ぐをジャストミートして、まさかまさかの右中間を深々と破る、三塁打で一気に同点。
これで会場、一気に大盛り上がりでしたが、逆転できずに同点で九回は終了。
イースタン・リーグの規定は覚えていなかったので、勝手に引き分けで試合終了かと思っていたのですが、
なんとグラウンドのラインを引き直して、延長戦へ突入・・・。あまりの寒さに、ここで退席しました。
その後、寒さに震えながら、球場を後にするまでに、
延長10回から登板した乾がピリッとしない投球で逆転されたところまでは確認していたのですが、
その後、鎌ヶ谷ファイターズ、まさかまさかの頑張りで再逆転サヨナラ勝ちをしていたとはビックリ・・・(苦笑)。
どうやら、最後は1点ビハインドの延長10回、一死ながらも一、二塁のチャンスで金子誠がライト前ヒットを放ち、
それをライトの桑原が後逸、同点となる二塁走者だけでなく、逆転となる一塁走者も生還しての勝利らしいです。
一番、オイシイところを見逃してしまったようです。でも、ホントに寒かったので、あれは仕方ないですね。
できることなら、球場に暖をとれるところが欲しいなぁ・・・などと、贅沢な想いに浸っちゃいます。
確かに悪条件ではあったのですが、試合の勝敗を分けたのは、やはり守備のミスでしょう。
慣れない球場で、霧雨が降り、たまに突風が吹く環境とは言え、この日の横浜DeNAの守備はミスが多過ぎた。
五回に宇佐美が高々と打ち上げた打球を、レフト関根は目測を誤ってポトリと落とすし、
前述した九回には大嶋の打球を、セカンド内村がまさかのトンネル。見てないけど、最終回もエラー絡み。
さすがにこれでは、横浜DeNAの投手陣も悪条件で力投しても、報われませんよね。
この日は、翌日の函館オーシャンスタジアムでの試合に向けて、試合後に移動も控えていたはずで、
こういう試合になってしまうと、特にブルペン陣は一気に調子を落としてしまう可能性もありますね。
ハムは斎藤 佑樹以降のブルペン陣も乾を除けば、悪くはなかった。
一人しか対戦しなかった河野は評価不能ですが、根本、大塚はなかなか良かったと思います。
特に大塚は、ああいうコンディションの方がフォークがよく落ちていいのかもしれませんね。
どうでもいいけど、室蘭はもう少しまともな野球場がないのだろうか?
アマチュア・チームの本拠地だから、プロ野球二軍の試合が開催されるのはよくあることだが、
インフラやグラウンド・コンディション含めて、もう少しまともな環境で野球をやった方がいいなぁ。
二軍の試合だから興行的な側面は重視されないのかもしれないが、さすがに鎌ヶ谷ファイターズの
北海道遠征は貴重だから、ほとんどの試合で満席になるだけに、この環境の悪さは際立った。
チケットの前売りが異例の完売と聞いていたので、そうとうチケットが売れたのかと思いきや、
チケットが完売になった理由は球場に行けば分かる。スタンドがあまりに狭いのです。
外野は人が入れないことはおろか、内野席もあまりに小さく、1000人強しか入れない。
それでいて、駐車場も用意されておらず、駐車場の誘導がないのでは、あまりに環境が悪いと言わざるをえない。
球団が開催地を公募していただけに、室蘭市にもよく検討してもらいたいですね。
横浜DeNAベイスターズ |
打撃成績 |
打率 |
打数 |
得点 |
安打 |
打点 |
三振 |
四死球 |
犠打 |
盗塁 |
失策 |
1回 |
2回 |
3回 |
4回 |
5回 |
6回 |
7回 |
8回 |
9回 |
10回 |
1 |
中 |
乙坂 |
.296 |
4 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
左飛 |
|
一ゴロ |
|
|
左飛 |
|
投犠打 |
|
遊安 |
2 |
右 |
桑原 |
.253 |
4 |
0 |
1 |
1 |
2 |
1 |
0 |
1 |
1 |
空三振 |
|
四球 |
|
|
右飛 |
|
空三振 |
|
左安 |
3 |
一 |
松本啓 |
.333 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
四球 |
|
遊ゴロ |
|
|
一ゴロ |
|
|
|
|
打一 |
赤堀 |
.246 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
|
|
|
|
|
|
左飛 |
|
遊ゴロ |
4 |
指 |
井出 |
.348 |
4 |
1 |
1 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
空三振 |
|
|
二ゴロ |
|
|
右本 |
|
右飛 |
|
5 |
三 |
宮崎 |
.302 |
4 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
空三振 |
|
遊ゴロ |
|
|
遊ゴロ |
|
見三振 |
|
三 |
渡邊雄 |
.253 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
6 |
遊 |
加藤 |
.271 |
4 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
中安 |
|
一ゴロ |
|
|
遊ゴロ |
|
空三振 |
|
7 |
二 |
内村 |
.286 |
4 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
|
二ゴ併 |
|
|
二ゴロ |
|
左安 |
|
|
空三振 |
8 |
捕 |
嶺井 |
.218 |
4 |
0 |
1 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
|
空三振 |
|
空三振 |
|
一直 |
|
|
中安 |
走捕 |
西森 |
.206 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
9 |
左 |
関根 |
.298 |
4 |
1 |
3 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
|
左中3 |
|
左中2 |
|
|
中安 |
|
空三振 |
投手成績 |
防御率 |
イニング数 |
打者数 |
投球数 |
被安打 |
被本塁打 |
奪三振 |
与四死球 |
失点 |
自責点 |
三嶋 |
2.33 |
7 |
29 |
127 |
6 |
0 |
4 |
3 |
0 |
0 |
小杉 |
5.00 |
1 |
3 |
12 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
平田 |
3.00 |
1 |
6 |
18 |
1 |
0 |
0 |
1 |
2 |
0 |
藤江 |
7.71 |
0 1/3 |
4 |
14 |
2 |
0 |
0 |
1 |
2 |
1 |
北海道日本ハムファイターズ |
打撃成績 |
打率 |
打数 |
得点 |
安打 |
打点 |
三振 |
四死球 |
犠打 |
盗塁 |
失策 |
1回 |
2回 |
3回 |
4回 |
5回 |
6回 |
7回 |
8回 |
9回 |
10回 |
1 |
二 |
松本 |
.261 |
4 |
0 |
1 |
2 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
右飛 |
|
|
中飛 |
見三振 |
|
四球 |
|
右中3 |
|
2 |
中 |
岸里 |
.224 |
5 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
遊ゴロ |
|
|
左安 |
|
一ゴロ |
遊ゴロ |
|
一ゴロ |
|
3 |
遊 |
森本 |
.261 |
5 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
二ゴロ |
|
|
空三振 |
|
遊ゴロ |
|
三飛 |
|
一飛 |
4 |
右 |
石川慎 |
.330 |
3 |
1 |
1 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
|
三ゴロ |
|
中安 |
|
四球 |
|
左飛 |
|
四球 |
5 |
左 |
谷口 |
.365 |
4 |
1 |
3 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
|
一安 |
|
四球 |
|
左安 |
|
空三振 |
|
左安 |
6 |
三 |
金子 |
.283 |
5 |
0 |
1 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
遊ゴ併 |
|
見三振 |
|
右飛 |
|
|
中飛 |
右安 |
7 |
指 |
大嶋 |
.256 |
4 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
|
左飛 |
|
中飛 |
|
中安 |
|
二ゴ失 |
|
8 |
一 |
宇佐美 |
.160 |
3 |
1 |
1 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
|
|
空三振 |
|
左翼2 |
|
二飛 |
|
四球 |
|
9 |
捕 |
石川亮 |
.206 |
4 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
|
右飛 |
|
中飛 |
|
中飛 |
|
右飛 |
|
投手成績 |
防御率 |
イニング数 |
打者数 |
投球数 |
被安打 |
被本塁打 |
奪三振 |
与四死球 |
失点 |
自責点 |
斎藤佑 |
3.42 |
7 |
26 |
97 |
5 |
1 |
5 |
2 |
2 |
2 |
根本 |
4.78 |
0 2/3 |
3 |
13 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
河野 |
7.80 |
0 1/3 |
1 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
大塚 |
1.74 |
1 |
3 |
9 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
乾 |
2.14 |
1 |
6 |
29 |
3 |
0 |
2 |
0 |
1 |
1 |