2013年7月28日（日）

イースタンリーグ公式戦

北海道日本ハムファイターズ　vs　東京ヤクルトスワローズ

＜滝川市営球場＞

【勝】　古野　７勝２敗１S　　【負】　上沢　１勝５敗

【本塁打】　水田２号（Sw），又野１号（Sw），北５号（F），近藤５号（F）

（審判）　球審：小椋，１塁：長井，３塁：山村裕

今年、１軍以上にぶっちぎりの最下位、鎌ヶ谷ファイターズ恒例の北海道遠征。

いやいやぁ〜っ、何故、鎌ヶ谷ファイターズがほとんど勝てないのか、よく分かる気がする試合だった。
さすがにこの育成力では心配だなぁ・・・。まともな戦力が１軍に供給できないのではないかと。。。

特に７月に入ってからは酷い。７月１４日の楽天戦に勝ってから、
２週間、勝ってない（笑）。もう来季は編成から見直さないと、チームがメチャクチャになる。。。
報道では、ファイターズのフロントは独自のシステムを採用して先進的みたいに言われていますが、
ここまで内容・結果がともに酷いとなると、さすがに袋叩きにあっても仕方ないかなぁという気がします。

傍からは「育成のファイターズ」みたく言われるのですが、
これはファンの間では、薄々(?)、感づいていた人もいるでしょうが、
ここ数年間、実はあまり猛烈な若手選手の突き上げはなく、正直言って、育成は上手くいっていない印象です。

で、滝川市営球場。
ウィキペディアによると、収容人員は７０００人ということなのですが．．．
カウントしてないから分からないけど、内野スタンドは広くないし、内外野芝生席の面積も広くないので、
たぶん目いっぱい詰めても、５０００人ぐらい入ればいいレベルではないでしょうかねぇ？

バックスクリーンのスコアボードはおそらく更新工事したのでしょうね、
新しいＬＥＤ式のになっていましたが、プレーヤーの名前が入らないという、ヤル気のないもの。。。
（なのに、何故か審判の名前は入る・・・）

中翼（センター）は１２２ｍ、両翼は９８ｍですので、
滝川市の施設ということを加味して考えると、かなり広い野球場だと思いますが、
ネックなのは地方球場特有のフェンスの低さですね。このおかげでホームランが出やすいです。

一応、ナイター照明設備もありますが、これはプロ野球開催には堪えないほど、
見るからに軟弱なもので、一般的に必要と言われる１５００ｌｘの照度とかは、あれでは得られないでしょう。

球場の住所見て、驚きましたが、
滝の川公園って、昔、住んでいた社宅のあった場所から目と鼻の先だったんですね。
っていうか、この公園にこんな大きな野球場があったとは、正直、初めて知りました。

でも、周辺環境はもっと向上させて欲しいなぁ。
そりゃ、普段はこんなイベントやらないから仕方ないのかもしれないけど、
いくらなんでも、狭い駐車場がアッという間に満車で、車の置き場に困ったジプシーたちが
近所の住宅街に路上駐車しまくるなんて、ありえないよねぇ。せめて離れた広い駐車場を解放して、
そこから歩かせるか、シャトルバスを誘導するか、事前に予約制にするか、何かしらの対処は必要でしょう。

野球場の周辺には、出店がチラホラと出てますが、
球場内はなかなかの混雑ぶりで、さすがに途中で店に買い物に行くなんて、チョット難儀ですね。

前述した通り、野球場のフェンスは低く、観戦し易い反面、
ファウルボールはアッという間に場外へ飛び出してしまい、この試合でホームランが４本飛び出しましたが、
うち１本は余裕の場外ホームランでした。特にポール際の打球は１１０ｍ飛ばせば、間違いなく場外でしょう。

で、試合はというと．．．最初に言った通り、やっぱ弱い（笑）。
フレッシュ・オールスターで話題となった、上沢が先発投手と聞いて、興味深く見てたけど、
いくら慣れない地方球場のマウンドとは言え、５回途中で１０失点ではお話しにならない。
コントロールに苦しみ、やたらと球数が多くて、キャッチャー近藤ともあまり噛み合っていない印象。

ダメを押すように、ワイルドピッチで近藤が３塁ベンチ前へ大きくはじき、
一気に２点を許してしまう有様で、あの調子では１軍で戦力になるには時間がかかるだろう。
近藤は低めの難しい球を右中間スタンドへ運ぶなど、相変わらず打撃は良いけど、リードはまだまだ。

横浜からトレードでやってきた、北という選手は初めて見ましたが、
１打席目でいきなり詰まったレフトフライ．．．と思いきや、レフトポール際へ飛び込むホームランを放ちますが、
その後の打席ではあまり中身がない打席が続き、やはりあれでは１軍では厳しそう。。。

上沢が降板した後は、根本、森内、榎下と投げましたが、
その中では根本だけが、一味違う球を投げていたかなぁ。あれなら１軍で使えると思う。
っていうか、そもそも交流戦で少し打たれた程度で落とされちゃったから、「なんで？」とは思ったんだけど。

松本、石川、森本と期待の若手も出場してましたが、
３人とも、まだまだ研鑽が必要な感じですね。特に森本は打撃もバットに当てるのがやっとという感じだし、
守備でもポロポロ、ポロポロと１つミスし、１塁への悪送球１つの計２失策とプレーが締まらない。
ファームは西 俊児が内野守備走塁コーチ兼任監督なんだけど、一体、これはどう指導しているのだろうか？

一方、座ったところがヤクルトのブルペンの近くだったのですが、
懐かしの正田を見かけたのは嬉しかった。投げなかったけど・・・。
正田 樹と言えば、０６年までファイターズにいて、阪神へ渡り戦力外となり、台湾野球界へ。
台湾で頑張って、ヤクルトへ入団した苦労人で、ファイターズ在籍時の０２年には新人王を獲得するなど、
将来のエース候補の一人として期待されていただけに、まだ頑張っている姿が嬉しいですねぇ。

ヤクルトはあまり有名な選手はいなかったけど、ブルペンに増渕がいたのは確認。
先発の古野をファイターズは攻略し切れなかったけど、正直、この日はそこまでの出来だとは思えなかった。
２番手の日高も本来は１軍で投げていなきゃいけない戦力だけど、球数が多くて結構、苦しんだ印象。
最終回に投げた久古はさすがの内容で、唯一、“格”の違いを見せつけたような内容でした。
ルーキーイヤーの２０１１年はフル稼働だったので、早く１軍で投げて欲しいんだけど、
どうも１軍で投げると、打たれちゃうみたいですね。こういうタイプは、どこのチームにもいますが（苦笑）。

雨が降りそうで降らない日で、セスナが気持ち良く飛んでいるのがよく見える球場でしたが、
ここの芝生席の芝生は固すぎて、お尻が痛くなっちゃいました（苦笑）。